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新鎌ヶ谷駅にて~ナッシー号減便の言い訳

 今日は11時20分頃に新鎌ヶ谷駅前を通りかかった。ちばレインボーバスの車両がロータリーの奥の方のバス停に停車していた。遠目には車内に人影はなかった。バスに近づく人がいたので乗車するのかと思って見ていたが無情にも通り過ぎてしまった。

 

 しばらくするとアクロスモール前の通りをちばにうの千葉ニュータウン中央駅と新鎌ヶ谷駅間を直行でつなぐバスが通り過ぎて行った。乗客は2~3名くらいだろうか。しばらくして新鎌ヶ谷駅で乗客を拾ったバスが戻って来たが、乗客はやはり2~3名くらいだった。

 

 ちばレインボーバスはちばにうのバスを追うようにバス停を空で出て行った。2社とも平日の日中は苦戦しているようだ。祭日だった昨日は途中ですれ違ったちばにうのバスは、人数は数えなかったが、いつもより乗客が多かったように思う。

 

 一方、コミュニティバスのナッシー号は新鎌ヶ谷駅に乗り入れる本数が激減したせいか今までより1台当たりの乗客が増えているように感じる。ちばレインボーバスのセブンパーク アリオ柏・白井車庫方面行きも夕方は行列ができるくらい利用者が並んでいる。

 

 上記2社の白井駅北口⇔新鎌ヶ谷駅間の直行便ルートの開設を理由にした新鎌ヶ谷駅直通のナッシー号の減便は白井市民のニーズと逆行した施策だったようだ。

 

 私は路線改訂の前はときどきナッシー号を利用していたが、利用していた時間帯のバスがなくなったため、その後は一度も利用していない。現在はイオンの地下駐車場(平日は500円)に車を駐車して東武野田線に乗ることが多い。東武線は10分に1本あり、船橋まで13分だから都内に出るのにあまり不便は感じない。

 

 家族で出かけるなら北総線やバスを使うより新鎌ヶ谷駅までマイカーで行く方法が懐にも優しい。ただ、出先でお酒を飲むことができないのは減点要素だ。そして、今後の少子高齢化社会を考えれば、車を使わずに移動できる環境の整備が行政には求められているはずだと思う。今回のナッシー号の路線改訂はかえって車依存を助長することになるだろう。

 

 市役所のホームページには「市役所周辺に2つの病院が立地したことや、民間の路線バスの白井駅から新鎌ケ谷駅間の運行に配慮するなど、市内の環境変化に対応するため、市民の代表を含む地域公共交通会議で検討し、ルートや時刻など一部見直しを行いました。」と説明されているが、どういう議論がされたのか議事録を読んでみたいものだ。しかも言い訳のように市民の代表を含むという書き方に役所の意図を感じる。

 

 そもそも環境の変化とはどういう意味だろうか。市民の目線から見れば高額運賃の北総線しかまともな公共交通機関がないという環境は何も変化していない。新鎌ヶ谷駅に乗り入れるナッシー号の減便はさらに市民の交通環境を悪化させただけのように思うのだが・・・。