暮れから晴天が続いている。今日から仕事始めの人、有給を取って日曜日までお休みの人と人生いろいろなのだろう。しかし、正直、最近は暮れも正月も普段の連休と何も変わらない。風物詩という言葉を見聞きする機会がすっかり減ってしまった。
私は暮れからほとんどテレビを見ていない。どのチャネルも金太郎あめを切ったような番組ばかりで多様化したのは国民の方でテレビは均一化するばかりのように思う。地デジ、BS、CS、ネットテレビと番組は増えたが、選択肢は逆に先細りしている。
おそらく、視聴率という単一のものさしだけで競争しているためなのだろう。いわゆる有識者という人たちがバカの一つ覚えのように企業は利益を上げなければいけないというが、企業の社会的責任ということをすっかり忘れているようだ。視聴率の制約が少ないはずのNHKすら民法と同じようなくだらないバラエティー番組だらけになっている。受信料を返せと言いたくなる。
さて、本日の新鎌ヶ谷駅の定点観測。11時08分のナッシー号はほぼ時間通りに到着した。乗客は20人。そのしばらく後にやって来たちばレインボーの北総循環線は珍しく専用バス停に直行して止まったので乗客はゼロかと思ったが、2人が降りて来た。戻りも2人を乗せて駅から出て行った。
ときどき、ロータリーを囲む歩道を駅方向に歩いている人がバスには乗らずに立ち止まってバスの時刻表をチェックする姿を見かけることがある。今日も時刻表を見ている人がいた。歩いて来た方向からして新鎌ヶ谷駅周辺の住人なのだろう。バスの運賃が安ければ千葉ニュータウンへ出かけてみようとでも思ったのだろうか。
CNT直行バスの運賃を下げれば新鎌ヶ谷駅からバスに乗る人が増えるかもしれない。ちばレインボーバスは北総線の利用者が減る可能性があるので今の運賃を下げることはないだろうが、ちばにうは運賃を下げて利用者を増やすという選択肢があるのかもしれない。運賃を下げることによる減収より利用者増による増収が上回る可能性もあるかもしれない。消費税が予定通り上がる前に運賃を下げるのも一つの集客作戦かもしれない。過当競争をする必要はないが、多様性を模索する事業者があってもいい。