10時30分過ぎにちばレインボーバスの車両がロータリーに入って来て北総循環線のバス停に停車した。この時間は北総循環線のバスはないので不思議に思って見ていたが、バスが出て行くときに表示板に白井駅と出ていた。車内には誰も乗っていなかった。
後でこのバスが平日は2便しかない白井車庫方面行きの鎌ヶ谷線であることが分かった。私が見たのは10時32分の白井駅行きで、もう1便は12時22分の白井車庫行きだ。行先が白井となっているが、このバスを利用する白井市民はほとんどいないのではないだろうか。新鎌ヶ谷駅から白井駅まで間に31個のバス停があり、白井駅までの所要時間は36分で運賃は690円。
バスの利用者はどれくらいあるのだろうか。途中、東邦鎌ヶ谷病院に止まるが、病院の送迎バスが無料で新鎌ヶ谷駅との間をピストン輸送しているのでこのバスを利用する人がいるとは思えない。途中、高柳駅にも停車するが、速達性、定時制、運賃どれをとっても東武線に軍配が上がる。
何か白井車庫に戻るバスの有効利用のような路線だ。北総循環線、CNT直行高花線、白井車庫方面行き鎌ヶ谷線は採算を度外視して運行しているようだ。そして利用者の利便性も二の次のようだ。確保したバス停の維持が目的としか思えない。
本日の11時08分着のナッシー号の乗客は14人だった。11時30分始発の北総循環線はいつものように西白井線のバス停に寄って2人を降ろしてから専用バス停に移動した。北総循環線は西白井線のバス停もしくは駅に近いところで乗客を降ろしてから専用バス停で待機するしくみになっているようだ。きっと陸運局から認可を得ているのだろう。
コミュニティバスの青空バス停には10人以上の高齢者が並んでいた。隣の屋根付きバスで秋元病院の送迎バスを待っている人が3人。やはり、何か違和感を覚える。庇を貸して母屋を取られるということわざがある。