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帰りのバス

 昨日は都心からの帰りに新鎌ヶ谷駅で18時44分の西白井線に乗った。バスを待っている間にロータリーに通勤帰りの人を迎えに来たと思われる車両が次々と入って来た。ロータリーには10台くらいの乗用車が待機していた。当然、バス停の区画にも車が停車していた。

 

 これだけの待機車両を駐停車禁止を理由に警察が取り締まることは不可能だ。不公平な取り締まりをすれば、たちまち市民からクレームが来ることになりそうだ。物理的にも相当数の警官を張り付けなければ取り締まりなどできないだろう。通勤時間帯にやればロータリーが大渋滞することは目に見えている。そして、そんなことをしたら警察は他の優先度の高い仕事を放棄せざるを得なくなるだろう。

 

 昨日は西白井線のバス停でバスを待って並んでいる人の中にいわゆる高齢者はほとんどいなかった。並んでいるのは意外なほど若者が多い。ナッシー号では若者を見かけることはほとんどない。まあ、通勤通学時間帯の便がほとんどないということもあるが、老人ばかりのあの狭い車内を若者は敬遠してもおかしくない。私が若者ならナッシー号には乗らないだろう。

 

 到着したバスから10人の人が降りてきたが、これまたほとんど若者だった。彼らはおそらく、白井工業団地で働いている人たちだろう。出発時の車内には24人の乗客が乗っていた。赤ん坊を入れると25人。若い人の大半は西白井地区の住民なのだろう。次の鎌ヶ谷警察前からも若者が2人乗って来たので総勢27人だ。席は空いていたが、相席を敬遠しているか、10人は立ったままだった。

 

 西白井線は生活路線として成立しているようだ。その理由として西白井地区は北総線の西白井駅まで距離があり、鉄道運賃も高いので新鎌ヶ谷駅に一本で出られるというアクセス性と経済性のメリットが住民の利用につながっているのだろう。白井工業団地間の単なる輸送だけでなく、西白井地区の住民の利用があることが路線の維持に貢献しているように思う。