今日は朝から気温が上がり穏やかな気候が続いている。ただし、コミュニティバスのバス停でバスを待っている高齢者の負担は大きい。福祉車輛専用区画(正確には「福祉車輛専用乗降場」だったので今後の表記は正式呼称を使用)と西白井線のバス停の屋根の下の歩道にはくっきりと屋根の影が映っており、そこが日陰になっていることが分かる。
屋根のないコミュニティバスのバス停でバスを待つ人の暑い時期の対策を真剣に考えるべきだと思う。現在、鎌ヶ谷市と白井市の市議会選挙のさ中だが、こうした問題を把握している候補者はいるのだろうか?選挙のときの名前だけの連呼にうんざりしている有権者は多いと思う。選挙ビラには現実的な政策がほとんど書かれていない。選挙が終われば、特定の支持者や事業者に配慮した政策がまたぞろ進められるのだろう。
11時08分のナッシー号が少し早くバス停に到着した。乗客は11人。11時13分頃、北総循環線(ちばレインボーバス)がロータリーに入って来て、今日は専用バス停に直行した。理由は単純だ。手前の西白井線で降ろす乗客がいなかったからだ。出発時には2~3人乗っていた。
11時26分頃、セコメディック病院のバスが今日は待機のためにイオン側に向かわずにロータリーに入って来た。しかし、福祉車輛専用乗降場とコミュニティバスのバス停の間に一般車両が停車し、その先の西白井線のバス停の前には東邦鎌ヶ谷病院のバスが待機していた。結局、セコメディック病院のバスは西白井線のバス停の中で11時40分の出発時間まで待機していた。
最近は西白井線のバス停の先のエリアを一般の車両が長々と占有していることが多い。病院のバスと一般車両の場所取りゲームが繰り返されている。
東邦鎌ヶ谷病院のバス(正確にはワゴン車)が福祉車輛専用乗降場とコミュニティバスのバス停の間のスペースで後ろ扉を跳ね上げて停車していた。
バスが出て行くときに車いすを押す人の姿があった。後ろに車イスが積んであったのだろうか。障がい者の方を降ろしていたのなら、仮に福祉車輛に該当しなくとも福祉車輛専用乗降場で停車すればよかったのにと思った。
しかし、よくよく考えれば、福祉車輛専用乗降場には車道に沿ってステンレスの手摺が設置されており、車いすを降ろすには反って手摺が邪魔だったのかもしれない。そう考えると1月までコミュニティバスのバス停と共用だった福祉車輛乗降場が本当に機能していたのだろうかという疑問が湧いてくる。
手摺が切れた部分が段差なく車道とつながっており、両側の手摺の間の通路を障がい者やバスの利用者が通行することを想定していたのだろうが、通路にバスの利用者が列を作っているときに車イスを押して通るには通路は狭いかもしれない。
これが市の説明する「コミュティバスの利用者の乗降の際の安全に配慮」ということなのだろうか。しかし、だとすれば「障がい者の乗降の際のコミュニティバス利用者の安全に配慮」と書くべきだから市の意図とは違うのだろう。
一方で福祉車輛が福祉車輛乗降場を利用しているのを1月以前も含めて私はこれまでただの一度も目撃したことがない。またコミュニティバスのバス停を使って2市8ルートが運行されていることを考えれば、もともと「コミュニティバスのバス停と福祉車輛乗降スペースの共用」自体が無理筋だったのかもしれない。そして、現在、この場所が福祉車輛専用の乗降場として利用されていないのも事実だ。
昨夜、初めて21時44分の西白井線に乗った。乗客は全部で17人。大半は勤め帰りと思われる中高年の人々だった。西白井地区は地名とは異なり、北総線の西白井駅からは遠い。駅からバスに乗るか、自転車を使う必要がある。
しかし、西白井地区から西白井駅までの通勤通学に利用できるバス路線は存在しない。だから西白井地区に住む人にとっての最寄り駅は西白井線のバスが発着する新鎌ヶ谷駅なのだろう。西白井線には実需があるからどの時間帯も利用者があることを昨夜、確認できた。
行く先に白井工業団地とセブンパークアリオ柏があることが市民以外の通勤と行楽客の利用を産んでいるのだろう。