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自治体の責任

 11時08分のナッシー号の乗客は10人だった。

 

 11時30分始発の北総循環線(ちばレインボーバス)は駅に入って来るところを見落としてしまったが、駅から出て行くときの乗客は1人だった。

 

 11時27分頃、セコメディック病院のバスがロータリー入口の信号機の先で停車し、1人を降ろした。今日はイオン側で待機するためにロータリーから出て行かず、西白井線のバス停の先に停車した。いつもは東邦鎌ヶ谷病院のバスの定位置だ。

 

 東邦鎌ヶ谷病院のバスはいつものポジションを取られてしまったため、セコメディック病院のバスの後ろ、西白井線のバス停の中で待機していた。

 

 路線バスのバス停から10メートル以内は駐停車禁止のルールになっているはずだが、これはやむを得ないと思う。元はと言えば、コミュニティバスの無理なバス停の移動に原因がある。

 

 福祉車輛乗降専用区画とコミュニティバスのバス停の無計画な分離により従来、病院のバスが止まっていたスペースがコミュニティバスのバス停になってしまい、病院のバスの行き場がなくなってしまったことに一因があるからだ。

 

 おそらく、京成の意向だけに配慮して自治体はコミュニティバスのバス停の移動を実施したのだろう。病院等の事業者と自治体がきちんと打合せしたのか極めて疑わしい。当事者間の交通整理をするのが役所の仕事のはずだ。

 

 コミュニティバスのバス停も屋根がなく、野ざらし状態で高齢者の熱中症対策は今後どうするのだろうか。道路の元の区画線は削り取られて舗装がえぐられたままの状態だ。新しい区画線はコミュニティバスと西白井線のエリアを区分する境界線もなく、ときどき北総循環線のバスがコミュニティバスのバス停前で停車して乗客を降ろしている始末だ。