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自分たちに都合のいいルール

 昨日の9時8分頃、駅前の広場を歩いていたときに9時23分の北総循環線(ちばレインボ-バス)のバスがロータリーに入って来て福祉車両専用乗降場に止まっていた秋元病院のバスの横で止まり、道路で乗客を降ろして専用バス停に移動した。

 

 路線バスはバス停以外での乗降が禁止されているというルールはどうやら建前のようだ。急いでいる乗客に配慮して駅に一番近いところで乗客を降ろしたのだろうか。道路での利用者の乗降がコミュニティバスのバス停の移動理由だったはずだが。

 

 コミュニティバスの利用者が道路で乗降することと一般の路線バスの利用者が道路で乗降することに安全面で違いでもあるのだろうか。

 

 北総循環線のバスに続いてナッシー号が到着し、17人の乗客を降ろした。

 

 15時頃、踏切の手前でイオン側のバス停に向かう15時05分発のちばにうのCNT直行便が目の前を通り過ぎたが、乗客は1人だった。バス停から出て行くときも乗客は1人だった。余計なお世話だが、利用者の少ない時間帯の直行便は削減した方がいいのではないだろうか。

 

 15時28分のナッシー号に乗るためにバス停で並んでいたときに隣の福祉車両専用乗降場に秋元病院のバスが歩道から離れて斜めに停車していた。ここはコミュニティバスのバス停として1月まで使っていた場所だが、秋元病院のバスの利用者が道路上で乗降することについて市はどう考えているのだろうか。民間のバスだから民間の自由だということだろうか。しかし、上屋のあるこの福祉車両専用乗降場は市の所有物だ。

 

 タクシー乗場にタクシーがいなくなったときにロータリーに入って来たタクシーが後ろのタクシー専用降車場ではなく、タクシー乗場の先頭でハザードランプを点けて客を降ろしていた。ドライバーは女性だった。タクシーは客を降ろすとタクシーの止まっていないタクシープールをショートカットしてロータリーから出て行った。女性の方がルールに敏感だということはないようだ。

 

 バス停にはナッシー号の利用者とききょう号の利用者が同じ列に並んでいた。先にナッシー号が到着してナッシー号の乗客だけ列を抜けてバスに乗り込んだ。しかし、バスは歩道から少し離れて止まっていたため、小柄な高齢者は道路に降りてからバスのステップに足をかけて乗車していた。

 

 これまでの観察からするとバスの利用者が道路で乗降するのは日常茶飯事のことのようだ。はっきり言って道路での乗降を強いているのはバスの運転手だ。役所はコミュニティバスのバス停の移動ではなく、バスの事業者に対して道路での乗降禁止を徹底するよう要請するだけでよかったはずだ。

 

 ナッシー号の乗客は13人だった。残念ながら今日の高齢の運転手の運転もちょっと粗かった。この間乗車したときの若い運転手の方が、運転が丁寧で車内のアナウンスも的確だった。慣れると基本やルールが疎かになるのだろうか。

 

 ところで秋元病院のバスの運行本数の多さには驚かされる。バス停に並ぶ前に福祉車両専用乗降場の上屋の柱に貼られたバスの時刻表を見たら、3時台のバスは4本もあり、他の時間帯も1時間に2本(9時台が3本)ある。路線バスより便数が充実している。