11時08分のナッシー号が定刻前にロータリーに入って来た。バス停では先着のききょう号が乗客を降ろしていた。ナッシー号はその斜め後方の道路に停車した。少し早めに到着しているのでききょう号がバス停を離れてからバス停に入って乗客を降ろすものと思っていた。
ききょう号はすぐバス停を出て行ったが、ナッシー号の運転手はそのまま道路で乗客(18人)を降ろしていた。こうした光景を今まで何回も目撃している。コミュニティバスのバス停をわざわざ移動をしたくらいだから道路で利用者を降ろすという行為は安全上由々しき問題のはずだ。
コミュニティバスのバス停として共用していた福祉車輛専用乗降場を市黙認のままバス停として使い続けている秋元病院のバスはしょっちゅう道路で利用者を降ろしている。コミュニティバスの利用者が道路で乗降することが安全上問題があるのなら秋元病院のバスの利用者が道路で乗降することも安全上問題があるのではないだろうか。
やはり、コミュニティバスのバス停についての市の説明は虚偽だったようだ。市はバス停の移動についてはちばレインボーバスの協力で実現したと説明していたが、バス停移動後も道路での乗降はなくなっていない。
そもそも道路で利用者を乗降させているのはバス事業者自身だ。市はコミュニティバスの運行委託者として道路で利用者を乗降させないようちばレインボーバスを指導する立場にある。さもなければバス停の移動の目的が果たせないはずだ。バス停の移動費用が無駄だったことになる。現在、炎天下で屋根のない青空バス停の利用を強いられている高齢者はたまったものではない。
バス停の移動後、コミュニティバスと西白井線の停車エリアを示す区画線が一体化されたことを利用しているかのように目と鼻の先にバス停のあるちばレインボーバスが運行している北総循環線及び高花線のバスがこの区画を現在、降車場として使っている。バス停の移動の目的はこちらにあったのではないだろうか。北総循環線と高花線の利用者をより駅に近いところで降ろしたいという事業者の意図を市が汲み取った結果がコミュニティバスのバス停の移動だったのではないだろうか。自治体には説明責任がある。
11時15分過ぎにその北総循環線(ちばレインボ-バス)のバスがロータリーに入って来て今日は西白井線のバス停で1人を降ろして専用バス停に移動した。西白井線のバス停から専用バス停までの移動距離はバス2台分程度だから、数秒で移動できる。なぜ、専用バス停以外に至近距離の降車場が別途必要なのか納得のいく説明が必要だ。始発の新鎌ヶ谷駅で15分から20分待機して1台当たりの利用者は1~3人くらいで駅から空で出て行くこともめずらしくない。