西白井線のバス停で16時28分の白井車庫行のバスを待っていた。16時22分頃、隣のコミュニティバスにききょう号が近づいて来て歩道から離れたところで停車して道路に乗客を降ろしていた。西白井線のバスを待つ乗客の列の後方がコミュティバスを待つ人のところまで伸びており、バス停の配置が適切とは思えない。実際にコミュティバスの列がどこからなのかを聞いている人がいた。
後ろの福祉車輛専用乗降場とコミュニティバスのバス停の間に軽自動車が止まていたのでバス停にバスを寄せ辛かったという言い訳は可能かもしれない。しかし、前方の西白井線の停車エリアは空いていたから多少、バス停の標識をはみ出して止めればバス停にバスを寄せられたはずだ。
何が問題化と言えば、市はコミュニティバスのバス停の移動理由として利用者が道路で乗降することを挙げているからだ。正直、私のこれまでの観察からすると道路での乗降はめずらしいことではないと思う。都内の路線バスでも道路上で乗客が乗降するところを何度か見かけている。
続けて到着したききょう号も歩道から60センチくらい離れて止まっていたが、高齢の女性は一旦、道路に降りてからステップに足をかけてバスに乗り込んでいた。60代の女性の歩幅は平均53~54㎝くらいだそうだから、運転のあまり上手でない運転手の場合、道路で乗降することを強いられる確率が高いのではないだろうか。
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市の職員がコミュニティバスの実際の乗降状況を調べた上でコミュニティバスのバス停を西白井線のバス停寄りに10m移動することで利用者の道路上での乗降が解消されると判断したとは到底思えない。
なぜなら、今日気が付いたのだが、コミュニティバスがバス停の標識に合わせて停車したときに車体の後部が区画線の外にはみ出しているからだ。福祉車輛専用乗降場とコミュニティバスのバス停の間で東邦鎌ケ谷病院のバスが恒常的に乗客を降ろしているし、駅に送迎に来た一般車両もしょっちゅうこの場所で停車している。だから、コミュニティバスの停車エリアにきちんとバスを寄せられない状況は日常的に起きているはずだ。
コミュニティバスの利用者が道路で降りざるを得ないのはバス停の位置と無関係なのは明らかだ。道路で乗降するかしないかを利用者自身は選択できない。利用者が乗降する場所はバスの運転手がどこにバスを停車させるかという判断だけにかかっている。反論があるなら市と事業者は説明してほしい。
バスを待っている間にコミュティバスのバス停の近くで北総循環線(ちばレインボーバス)のバスが止まり、やはり道路で乗客を降ろしていた。西白井線の隣の北総循環線の本来のバス停には5人がバスを待って立っていた。北総循環線のバスの降車場所は運転手によってまちまちだ。はっきり言ってでたらめだ。ルールなど存在しないようだ。
到着した西白井線のバスは降車に時間がかかっていた。このバスはセブンパークアリオ柏15時54分発、新鎌ヶ谷駅16時17分着のバスだ。そのためか、夏休み休暇らしい高校生や子供も乗車していて30人近くの人が降車した。
西白井線のバス停には学生が多く並んでいた。乗車客は全部で18人だった。