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コミュニティバスのバス停の移設場所についての疑問

 

  11時12分頃、11時08分のナッシー号が遅れてバス停に到着した。14人(子供2人を含む)を降ろして駅から病院に向かうバスには2人が乗っていたので本日の乗客数は16人だった。

 

 11時15分頃、セコメディック病院のバスがコミュニティバスのバス停の先で乗客を降ろしていた。このバスは土曜日のみ運行しているセコメディック病院10時55分発の新鎌ヶ谷駅直行バスだ。バスは乗客を降ろすと来た方向に帰って行った。

 

 コミュニティバスを待つ利用者が日射しを避けて後ろの東武線の駅舎の庇の下と隣の屋根のある西白井線のバス停の中に立っていた。11時50分過ぎににわかに強い雨が降り出し、強風で西白井線のバス停の中で開いた傘がおちょこになり、あわてて後ろの東武線の駅舎の庇の下に退避する若い親子の姿があった。

 

 アクロスモール側の一般車両の停車エリアには観測中ほぼ5台の車両が停車していた。ロータリー全体で平均7台の車が停車していた。タクシープールのタクシーは平均2~3台だった。

 

 今日はききょう号のバスがバス停の標識を越えて停車していた。昨日は律儀に標識を越えることなく停車していた。正直、よくわからない。バスの停車位置についてルールはないのだろうか。

 

 昨日、標識を先頭にしてコミュニティバスが止まっているときに車体の後部が区画線をはみ出していることに気がついた。なぜ車体がはみ出さない位置にバス停の標識を設置しないのだろうかと考えていた。事業者は福祉車輛専用乗降場から西白井線のバス停の先までを合法的に占有したかったのではないだろうかという考えにたどり着いた。

 

 道路交通法第44条でバスの標識から10m以内は運行時間中、駐停車禁止となる。現在のバス停は以前共用だった福祉車輛専用乗降場の場所から10mの所に設置されている。つまり、コミュニティバス以外の車は法律上、福祉車輛専用乗降場とバス停の間に駐停車できないことになる。

 

 コミュニティバスの車体の寸法は6.99mあるので後ろの福祉車輛専用乗降場との距離はほぼ3mしかなく、法律を無視してもその空間内には軽自動車すら収まらない。にもかかわらず、このスペースを東邦鎌ケ谷病院のバスや一般の車両が現在、利用している。コミュニティバスのバス停の移動は実態を無視して行われている。

 

 国土交通省中部運輸局が作成した「適切なバス停車施設のあり方に関する調査報告書」ではバス停車施設の構造について次のようなガイドラインを載せている。

 

①高齢者や障害者のバスの円滑な乗降のためには、歩道に対してバスが正着(平行にぴったりと寄せて停車)することが重要であり、そのための配慮や工夫が必要。

 

②バスベイではなく路側に寄せるかたちの通常のバス停の場合は、路上駐車があると寄せにくくなる。

 

 現在のコミュニティバスのバス停は②の形態であり、まさにバス停の後ろで路上駐車が発生している場所であり、以前共用していた福祉車輛専用乗降場の方が後方の路上駐車が発生しにくい場所だったことは明らかだ。駅前広場利用旅客輸送連絡協議会でどういう議論が行われたのか第3者が議事録をチェックするべきだろう。

 

 斜めに寄せたり、歩道から離れて停車したりする行為が日常的に発生しており、「歩道に対してバスが正着(平行にぴったりと寄せて停車)する」ことの方がまれなように思うのだが。

 

 西白井線のバス停の区画がコミュニティバスのバス停の移動の影響で前方に伸びており、西白井線の標識から10m以内の距離も同時に伸びているようだ。ということで福祉車輛専用乗降場から西白井線の標識の先10m以内は当該路線バス以外の車は停車できない。西白井線の隣の北総循環線のバス停を考慮すると実にロータリーの半分のエリアが京成グループの占有エリアになっている。

 

 コミュニティバスのバス停の移動前までは毎月、白井メモリアルパークの見学会のバスが福祉車輛専用乗降場と西白井線のバス停の間を集合場所として利用していた。ちばレインボーバスはそれを苦々しく思っていたことは過去のブログで書いた。

 

 🔗領海侵犯か

 

 

 ちばレインボーバスは京成グループ以外の事業者を駅前から排除したかったのだろうか。風聞からするとこうした行為が他の駅でもグループの方針として行われているようだ。