10時35分にいつものように11時32分の鎌ヶ谷線のバスが空でロータリーに入って来た。バス停の中に止まっていた乗用車を追い払うようにバス停前で止まった。しかし、バスの標識の置いてある歩道からは1mくらい離れて停車していた。バス待ちの客がいなくてもバス停で一旦、停車するのがルールなのだろうか。
今日もタクシーが少ない。太陽から逃げ場のない猛暑のロータリーで待機するのを敬遠しているのか、それとも子供たちが夏休み入りして家族で出かける人が増え、タクシーの需要が増えているのだろうか。観測中タクシープールに待機していた車両は1台もなかった。タクシー乗り場もタクシーが1台もいない時間があった。しかし、ときどきロータリーにタクシーが入って来るのでタクシー待ちの列ができることもほとんどなかった。
今日はタクシープールを横切ってロータリーをショットカットする人が目に付いた。数えただけでも7人。全員若い女性だった。7人の内、アクロスロール側のロータリーに止めた車からタクシープールを通って対岸?に渡った女性は1人だった。
残りの女性は西白井線のバス停付近からタクシープールを横切ってアクロスモール側の歩道に上陸してそこからさらに横断歩道を渡ってアクロスモールの方へと向かった。しばらく観察して分かったことは、彼女らは西白井線のバス停の後ろの東武線の上にかかった跨線橋を越えてやって来てロータリーをショートカットしているようだった。帰りも同じコースでロータリーをショットカットして跨線橋を渡って戻って行った。
要はロータリーの歩道を回り込んで遠回りするのが面倒くさいのだろう。最近の世の中の価値観は簡単便利といったお手軽さが優先するので便利さに慣れて何でもショートカットする癖がついてしまっているのではないだろうか。何か尋ねると面倒くさいとい答えが返ってくる。遠回りも悪いことばかりではない。遠回りすることで見える風景というものがある。遠回りできる思慮深い女性の方が魅力があるように思うのだが…。
コミュニティバスのバス停に1人、西白井線のバス停の屋根の下に1人、後ろの東武線の駅舎の庇の下に1人、11時前から炎天下にバスを待っている高齢の女性が立っていた。この時間は駅舎のシャッター前の窪みにはまだ日陰ができていないため立っていた女性は日傘をさしていた。バス停に立っていた女性はおそらく20分以上立っていたはずだ。
定刻に11時08分のナッシー号がバス停に到着して18人を降ろし、1人を乗せたまま病院へと向かった。11時15分過ぎに11時30分始発の北総循環線(ちばレインボ-バス)のバスがロータリーに入って来て福祉車輛専用乗降場で乗客を降ろしている秋元病院のバスの横で止まって道路で1人降ろして専用バス停に向かった。バス停で1人待っていたようなので駅を出て行くバスの車内はよく見えなかったが、乗客は1人としておく。
今日は道路で乗客を降ろすバスが多い。先着の鎌ヶ谷観光バスが運行しているききょう号がバス停に停車しているときにやって来た京成が運行するききょう号が後方に止まったので先着のききょう号が出て行くのを待ってバス停に入るものと思っていたが、そのまま道路で乗客を降ろし、先にロータリーから出て行った。
11時24分頃にロータリーに入って来たセコメディック病院のバスがタクシー乗り場と福祉車輛専用乗降場の間の道路で停車して乗客を降ろしていた。道路の中央寄りに止まっていたので後続の車両の通行妨害になっていた。
コミュニティバスのバス停の移動の根拠がますます揺らいでいる。みんな道路で乗客を降ろしている。運転手にはなるべく歩道に寄せて利用者を乗降させるという認識があるのか疑問だ。乗降位置や安全性より効率よく利用者をさばくことを優先しているようにしか見えない。