うんざりするような暑さが続いている。新鎌ヶ谷駅前の何でもない日常を今日も定点カメラが追った。
10時38分頃、10時32分の鎌ヶ谷線のバスがやっと現れた。始発の市役所の次のバス停なのに定時に到着したことがない。しかし、新鎌ヶ谷駅からこのバスを利用する人はいないので困る人はいない。遅れて時間的余裕がないのか、今日はバス停には止まらず、空のバスはロータリーを一周して消えて行った。
ロータリー入口の横断歩道の近くに件の居酒屋の配送車が停車していた。最近、とみに駐車時間が長くなっている。今日は40分近く放置駐車していた。駅から出て行ったのは11時20分近くだった。
以前、ここで放置駐車で一般の乗用車が警察官に違反切符を切られていたことがある。業務での駐停車にある程度の黙認は必要だとしても一般車両に対する対応とバランスがとれないと思う。警察も指導くらいはするべきだ。
タクシーは今日も少なく、タクシープールにタクシーが停車していたのは短時間だった。タクシープール内の僅かな木陰に車を止めて強い日射しをやり過ごしているタクシードライバーもいた。
11時近くまでコミュニティバスのバス停には人影がなかったが、印象的だったのは11時少し前からバス停で一人、日傘を差して立っていた高齢の女性がこの猛暑の中40分近くバスを待っていたことだ。右手に日傘を持ち、左肩に荷物をかけていた。
目的のバスに乗るのを見届ける前に観測をやめたので40分以上待っていた可能性がある。女性の横にやはり日傘を差した高齢の女性と帽子をかぶった高齢の男性が立っていた。バス停には何台もバスがやって来たが、バスがバス停を離れる度に三人だけがバス停に取り残されていた。目的のバスが遅れているようだった。
老人は切れやすいというが、若者の方が余程、堪え性がない人が多いのではないだろうか。この猛暑の中、辛抱強く長時間、バスを待つ辛抱強さに驚いてしまう。本数の少ないコミュティバスだが、高齢者には低廉な公共交通機関は必要不可欠なのだろう。
11時15分過ぎに11時08分のナッシー号がバス停に到着した。乗客は15人だった。11時18分に11時30分始発の北総循環線(ちばレインボ-バス)のバスがロータリーに入って来て今日は屋根のある西白井線のバス停で5人の乗客を降ろして専用バス停に移動した。炎暑の中、屋根のあるバス停で降ろすという選択を運転手がしたのかもしれない。運転手の気分次第で日によって降車場所が変わる。バスは定時に2人を乗せて駅から出て行った。