10時30分頃、10時20分着の西白井線のバスがコミュニティバスのバス停で乗客を降ろしていた。これで同じ時刻のバスが手前のコミュニティバスのバス停で乗客を降ろすのを4回目撃した。
しかし、コミュニティバスのバス停が西白井線の降車場になっているわけではない。時間によって降ろす場所を変えているのだろうか。少なくとも普段は専用バス停で乗客を降ろしている。本当に訳のわからない会社だ。
10時37分過ぎに10時32分の鎌ケ谷線のバスがロータリーに入って来てバス停に止まることなく一周して出て行った。今日もバスは空だった。ルーティンの消化でもしているようにしか見えない。これまでこのバスが乗客を乗せてロータリーに入って来たこともバス停で利用者を拾うのも一度も目撃したことがない。
鎌ケ谷市役所から新鎌ヶ谷駅まではききょう号があり、運賃も高い鎌ケ谷線を運行する意味がない。しかも、平日の日中はこの後の12時22分と合わせて2本しかない路線を誰が利用するのだろうか。客のいない、毎回遅れて到着する新鎌ヶ谷駅を飛ばして市役所から鎌ヶ谷警察署に向かった方が合理的なのではないのだろうか。新鎌ヶ谷駅のバス停を維持するための見せかけのバス停の稼働率対策ではないのだろうか。他の事業者のバス停の設置は受け入れられないのだろう。
10時50分頃、タクシー専用降車場の後ろにケンタッキー・フライド・チキンの納入業者の小型トラックが停車した。その直後にいつもここで荷下ろしをしている居酒屋の大型納品トラックがロータリーに入って来たが、停車場所を失って一般車両の停車エリアとなっているアクロスモール側に止まった。
ふっと気が付くと大型トラックの前に止まっている軽自動車のそばに駐車監視員が二人立っていた。二人は軽の中を覗き込んだ後、車の写真を撮っていた。作業が終わる前にトラックの運転手が台車を転がして一回目の納品から戻って来た。
監視員が放置駐車違反を知らせる黄色い紙を軽のフロントガラスに貼って立ち去ってもトラックの運転手は車からすぐ降りて来なかった。いつもなら一回目の荷下ろしが終わるとすぐ二回目の荷下ろし作業をするのだが、放置駐車の認識があるから様子を見ていたのだろう。今日の観測が終えたときもトラックはまだ止まっていた。おそらく40分以上停車していただろう。
台風一過のコミュニティバスのバス停で利用者は暑さに耐えていた。バス停の後ろの東武線のシャッター前にできたわずかな日陰の下に高齢の女性が3人並んでいたが、しばらくして一人が脱落し、そこからタクシー乗り場に移動した。
他の利用者はバス停で陽ざしを浴びて並んでいた。女性はたいてい日傘をさしていたが、男性は帽子を被ってバスを待っていた。屋根のあるタクシー乗り場では日傘をさす人も帽子を被った人も1人もいなかった。しかも青空バス停でバスを待っているのはほとんどが高齢者だ。バス停の列が一番長かったのは11時18分の病院から戻って来るナッシー号を待っている人たちの列だった。
11時10分過ぎに11時08分のナッシー号が到着し、14人が駅で下車し、1人が病院に向かうバスに残っていた。
11時15分過ぎに北総循環線(ちばレインボーバス)のバスがロータリーに入って来てコミュニティバスのバス停で乗客2人を降ろして専用バス停に移動した。
今日はタクシー乗り場に待機しているタクシーはなかった。時々、客を乗せて駅に入って来るタクシーがタクシー乗り場で待っている人を拾っていた。だから常時4人くらいがタクシー乗り場でタクシーを待っていた。しびれを切らしたサラリーマンらしき男性が駅の改札の方へ戻って行く姿を目撃した。
タクシー専用降車場の周りに今日は妨害となるタクシーが止まっていないのに降車場の先で客を降ろしたり、降車場から後ろにはみ出して客を降ろしているタクシーがあった。また、降車場の区画の中に止まったタクシーから降りた客がわざわざ手摺の外側を回って歩道に上がっている姿があった。
タクシー降車場の手摺は要らないのかもしれない。行政が頭で考えただけの施設は利用者の実態と合っていないものが多いのではないだろうか。実態をきちんと調査したり、他の施設を見学してその利点と弱点を研究したりする必要がある。コミュニティバスのバス停の移動もろくに調べもせずに事業者の要望で実施されたことは明らかだ。
国も自治体も目の前のことだけをこなす人ばかりになってしまったようだ。後先のことなど考えていない。今も昔も責任を追及されない事なかれ主義が脈々と役所には流れているように思う。