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11時08分のすし詰めのナッシー号に乗る

 昨日、都心に出るために新鎌ヶ谷駅11時08分着のナッシー号に乗った。すし詰め状態だった。前扉の前も後部扉の前も人が立っていた。12人が座り、22人が立っていた。ほとんどが高齢者だった。

 

 アクロスモール前で新鎌通りへ左折した直後にバスが急停車したので少し驚いた。アクロスモールの駐車場から出て来た軽自動車が突然、飛び出すようにバスの前方を横切って右折したために運転手が慌ててブレーキを踏んだのだ。

 

 軽自動車のドライバーは高齢の男性だった。本来、駐車場から出るときは道路を横切ることになる右折は禁止になっているが、ルールを無視して右折する車が結構いる。それにしても猫が一気に道路を渡るようなひやりとする運転だった。

 

 女性の運転手や新人の若い運転手は曲がる際や交差点に近づくと乗客に車内放送で注意を喚起するが、昨日の運転手は急ブレーキを踏んだときすら何もアナウンスしなかった。初心を忘れてしまっているのだろうか。

 

 駅で31人が下車し、3人は降りずに病院へと向かった。バスには運転手を入れると35人が乗っていた。

 

 コミュニティバスの定員が気になり、調べてみた。知らなかったが、小型バスは現在、日野のポンチョしか生産されていない。ナッシー号で使われているポンチョは2ドアタイプで乗車定員36人[座席11+立席24+乗務員1]だから昨日のナッシー号は定員ぎりぎりだったことになる。

 

 私はナッシー号の座席数を12だと勘違いしていた。というのは本来、4人の後部座席にいつも5人が座っていたためだ。

 

 定員ぎりぎりまで乗客が乗っているということは高齢者の新鎌ヶ谷駅までの直通路線のニーズの高さを示すものだろう。また、1台当たりの利用者が多いのは、2年前の路線変更による減便で新鎌ヶ谷直通便が16本から7本に激減したことが大きく影響していると考えられる。利用者が時間帯を選んでバスを利用することができなくなってしまったためだ。

 

 今日から西白井駅にちばにうの北環状線のバスが止まるようになる。ナッシー号の減便で困っている高齢者の足の改善の一歩になればいいのだが。