10時35分に32分発の鎌ヶ谷線の空のバスがロータリーに入って来た。今日は無人のバス停で停車したので停車時間を計ってみた。何と5秒だった。鎌ヶ谷市役所10時30分始発で次のバス停が新鎌ヶ谷駅だが、いつも空なのにこれまで定時に新鎌ヶ谷駅に着いたのを目撃したことがない不思議なバスだ。この路線は本数(平日2本)が少ない上にいつも遅れる。
白井駅行きだが、遠回りのこのバスで白井駅に行くより北総線に乗った方が運賃も安いのだからターゲット利用者は誰なのだろうか?途中の高柳駅から下総基地→白井工業団地に行く人のための便なのではないだろうか。高柳からは1時間に1~2本のバスが運行されている。白井駅行きというのは終点が白井駅という意味なのだろう。もし、知らずに白井駅に行くためにこのバスに乗った人は怒り出すのではないだろうか。
10時30分頃、居酒屋の配送トラックがロータリー入口の定位置(タクシー専用降車場のすぐ後ろ)に停車した。すぐ上の信号機のポールには駐禁マークの標識があるが、「この標識がある場所に駐車することは禁止されていますが、停車することは可能です。その時間は厳密には定められていませんが、警察や監視員に注意された際はすぐに移動するようにしましょう。…また、駐車禁止違反には『放置駐車違反』というものがあります。“放置”という言葉がつく駐車違反は、5分を超えて駐車をしていた場合、すぐにその場から車を動かせない状態のことをいいます。駐車違反での検挙のほとんどが“放置”駐車禁止違反、つまり、車をすぐに動かせないケースだといわれています。」ということだ。
荷下ろしと居酒屋への納品は15分位で終わったようだが、トラックは25分程停車していた。どうも納品後は運転席にいたようだ。最近、停車?時間が長いのは時間調整のためか、車内で納品後の伝票整理でもしているのだろうか。ただ、この場所は横断歩道のすぐ近くで 「②交差点の側端や、道路のまがりかどから5メートル以内の部分 ③横断歩道や、自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5メートル以内の部分(筆者注:道交法で駐停車禁止となっている)…ちなみに、『車両等が客待ち』、『荷待ち』、『貨物の積卸し』(5分以上)、『故障』なども、『駐車』になるので要注意。…実際には、運転手が車に乗っている限り、放置車両とはいえないので駐車監視員が取り締まることはないのだが、駐停車禁止場所では、上記のとおり、5分以内の荷物の積卸しのための停止でも違反になるので驚くしかない。」に該当する可能性があり、現実に2台連続で止まっているときは明らかにこの条項に引っかかている。
私が気になるのはここがロータリーの入口でときどき2台目の車が横断歩道を後輪で踏んでいることがあり、後からロータリーに入って来た車の通行妨害になっているのをこれまで何度も目撃したからだ。そして、前方のタクシー専用降車場が使えなくなる点だ。今日もタクシー乗り場に待機している3台目のタクシーとトラックに挟まれた降車場に入れず、横の道路で客を降ろしているタクシーがあった。このタクシーの客は旅行にでも行くのか、開いた後部トランクから大量のスーツケースを取り出して歩道に移動していたのでしばらくの間、他の車の通行妨害になっていた。
新鎌ヶ谷駅前のロータリーを占有しているタクシー事業者は降車場のことなど全然考えていないようだ。トラックがいなくなった後も3台目のタクシーの後輪が降車場の区画の中に入って停車していることが度々あった。自分たちが客を拾うタクシー乗り場のことしか頭にないようだ。降車場で客を降ろすタクシーは結構、組合に所属していないタクシーが多い。客を降ろした後に空のタクシー乗り場に客が待っていても拾わずに駅から出て行ってしまうタクシーをよく見かける。利用者の利便性より自分たちの既得権を守ることしか頭にないのだろう。
11時08分のナッシー号が定時に到着した。本日の乗客は23~25人だった。11時12分頃、今度は北総循環線(ちばレインボーバス)のバスがロータリーに入って来た。今日も西白井線のバス停で乗客を降ろすのだろうと思っていたが、驚いたことに専用バス停に直行した。さては降ろす客がいないのか思って見ていたら前扉から3人を降ろしていた。やはり、どういう基準で降車場所を決めているのかまったくわからない。コミュニティバスと西白井線のバス停は空だった。ルールはあっても運転手の気分次第なのだろうか。11時25分に駅から出て行くバスには1~2人が乗車していた。
めずらしくタクシー乗り場にもタクシープールにもタクシーが待機していた。今日で秋のお彼岸も終わりなのでタクシー需要が減ったのだろうか。一方、ロータリーで待機している一般車両はこれまでより少ない。
熱中症のリスクを避けているのか最近のコミュニティバスのバス停でバスを待っている人が以前より少ないように感じる。屋根のなくなったバス停が利用者の減少を招いたのだろうか。どこの自治体でも高齢者を車から公共交通機関への利用にシフトさせるために創意工夫しているのに鎌ケ谷市と白井市は時代と逆行しているようだ。