1年は早い。自然災害の1年だった。今日も底冷えの寒さが続いている。
11時前のタクシー乗り場は、ぽつぽつとやって来る利用者が間欠的にロータリーに入って来るタクシーを待っていたが、11時15分頃に立場が逆転し、ぽつぽつとやって来る利用者をタクシーが待っていた。
11時15分を境にタクシープールにも2台前後のタクシーが待機していた。タクシー乗り場に3台待機するようになったとき、2台目のタクシーが区画を半分はみ出して止まり、その後ろの3台目はタクシー専用降車場の半分以上を占拠して停車していた時があった。
まるで降車場が存在しないような振る舞いだ。市公認のタクシー乗車用区画は2台分しかない。タクシーの文字が書かれた2つの乗車用区画の後ろに斜線が引かれた区画があり、その後ろにタクシーと書かれた降車用区画がある。さらにその後ろに斜線の引かれた区画がある。
最初の斜線区画は乗車用区画に進入するため、そして降車用区画に停車したタクシーが降車用区画から出て行くために設けられた区画と思われる。降車用区画の後ろの斜線区画は降車用区画に進入するための区画と思われる。そう考えると2つの斜線区画はタクシーの乗車用区画と降車用区画への車の出入りを確保するための停車禁止区域と考えるのが妥当だ。
行政は市民や事業者に斜線区画の目的を周知徹底させるための標識を設置するべきだと思う。現状のままだとタクシーと書かれた2種類の区画すべてが乗車用区画のように見える。実際に降車用区画を第2タクシー乗り場と勘違いして止まっているタクシーに近寄って来る高齢者がたまにいる。
どちらかの斜線区画に車両が止まっていれば、降車用区画は利用できない。例外規定が設けられている郵便車両以外の車の停止を禁止する指導をするか、いっそのこと降車用区画を廃止して乗車用区画だけにするべきだ。現在の利用状況からすれば乗車用区画は1区画で十分と思われる。
新鎌ヶ谷駅よりずっと大きい新小岩駅のロータリーはタクシープールが20台分あるが、タクシー乗り場は1区画しかない。タクシー乗り場の前には屋根のない福祉車輛専用乗降区画が設けられている。
今日も10時50分と11時30分に客を乗せて来たタクシーが降車用区画の前後に車両が止まっていないにもかかわらず、降車用区画のすぐ後ろの斜線区画で客を降ろしていた。本来、降車用区画への進入を確保するための斜線区画で客を降ろすという摩訶不思議な現象が日常的に起こっている。
2台とも客を降ろすとそのままロータリーから出て行ったので新鎌ヶ谷駅のメンバー事業者ではなかったようだ。現在、市の指導に従わずに乗車用区画の後ろの斜線区画を3台目の乗車用区画としてタクシー事業者が使っている。
今日、その意味がわかったような気がした。無論、利用者の利便性を考えているわけではなく、メンバー以外の事業者をロータリーから締め出すためだと思われる。乗車用区画の後ろの斜線区画にタクシーが止まっていると前と後ろの区画にタクシーと書かれているので事情が分からない外部の人間には乗車区画が連続で設置されているように見える。
駅前ロータリーの一部事業者による独占なんか、規制緩和以前の問題ですぐに解消するべきだと思う。自分たちの利益だけを守ろうとする人々を擁護する気持ちになれない。この程度のことで仕事が奪われると主張するなら同情にも値しない。配車アプリのシステムを自分たちで導入して自分たちの仕事を自ら守るような努力をするべきだと思う。
10時43分頃、高花線がロータリーに入って来てまっすぐ専用バス停に向かい、バス停で乗客を降ろしていた。乗客は2人。今日はバス停の区画の中にきちんと停車していた。道路側の区画線から80㎝くらい離れて歩道寄りに止まっていたので、これなら歩道からバスに乗り込むことができそうだ。11時に駅から出て行くバスには2人が乗っていた。
13時17分頃、ユニクロの辺りで新鎌ヶ谷駅に向かう13時49分の高花線のバスとすれ違った。誰も乗っていなかった。高花線は2014年5月に運行を開始してから5年以上経過しているが、利用者はまったく増えていないようだ。当初は期待する声もあったようだが、土日だけの運行で便数も少ない。事業者の都合で開設した、利用者置き去りの路線に需要がないことが証明されている。
🔗ちばレインボーバス 高花線 高花~新鎌ヶ谷駅 - バスターミナルなブログ
2017年7月からちばにうへの対抗策として白井駅にも停車する北総循環線の運行が始まったが、ちばにうとの差別化とされた、ICカードが利用できること、バス停から改札までの距離が短いという優位性にもかかわらず、利用者が増えているようには見えない。千葉ニュータウン中央までの運賃は2社とも同じだが、白井駅からの運賃はちばにうの方が安い。高齢者のICカード利用率が低いのか、数人の降車でも時間がかかっている時がある。
運賃は下げたくないが、ちばにうの路線の利用者が増えて北総線の利用者に影響が及ぶのも困るということが2つの不採算路線を維持する理由なのだろう。そして、北総循環線と高花線のバス停の場所を他の事業者には絶対に渡したくないことだろう。京成は新鎌ヶ谷駅以外の駅でも同一の政策を採っている。京成は他路線への乗換が不便な駅が多い。公共交通機関を担っているという矜持が京成には感じられない。