· 

鎌ケ谷線の意味

 最近、停留所問題でバス停という言葉を使わずに停留所に表記を統一していたが、バス停の方がなんかしっくりして親しみが湧く。それで今日は停留所からバス停に戻した。

 

 今日初めてロータリーに待機しているタクシーのドライバーにスクーターで商品を販売しているヤクルトレディがいることを知った。商品を買っているドライバーが多かったので顔なじみなのかもしれない。

 

 しかし、今日もタクシー乗り場から3台(3台目は駐車禁止違反)が並んで客待ちしていた。ときどき、後ろのタクシー専用降車場の中に4台目が停車していた。どうも、タクシープールが空のときに1台目のタクシーに客が近づいて行くのを見てずぼらなドライバーがタクシープールで待機するのを省略しているようだった。

 

 2台目のタクシーが1台目と車間を空けて区画からはみ出していることが多いが、今日、2台目のタクシーが途中で客を乗せずに列から抜けてロータリーから出て行くのを目撃した。やはり車間を空けて駐車しているのは無線で呼ばれたときに列からいつでも抜けられるようにするための対策だったようだ。

 

 ルール通り2台で並んでいれば、無線で呼ばれたときに少しバックして車間を空けて列から離れてタクシープールのタクシーに順番を譲ることができる。

 

 10時15分頃、ロータリーに10時10分の鎌ヶ谷市役所終着の鎌ケ谷線のバスが入って来た。バスは北総循環線と同じ共用バス停に直行して停車した。バスの停車位置が歩道から離れていたために3人とも道路に降りていた。バスには2人残っていた。

 

 鎌ケ谷線の上りのバスを見たのは今日が初めてだった。平日は上下2本ずつ(10時と12時台)しかないバスに乗る人がいたのだと感心してしまった。

 

 

 一方、なぞが解けたような気がした。10時10分の市役所終着のバスの折り返しが10時32分の白井駅行きなのだ。そして、12時8分の市役所終着のバスの折り返しが12時22分の白井車庫行きだったのだ。

 

 バス停を一つ折り返すだけで2度、新鎌ヶ谷駅のバス停を利用できる。見方を変えると上下2本というより1日2往復というのが正確なように思う。利用者の少ないバス停を維持するための理由付けのためだったのではないだろうか。

 

 2年半前までは北総循環線は運行されておらず、新鎌ヶ谷駅北側への新規参入を望んでいたちばにうを排除するためには土休日だけ運行の高花線の開業だけでは不十分と考えたのではないだろうか。ちばにうは当時は平日のみの運行だったので場合によっては2社共用のバス停という可能性もあったかもしれない。そこで平日運行する鎌ケ谷線を合わせて開業したのではないだろうか。バス停の標識も他のバス停に比べて不相応に立派だ。絶対に立ち退かないぞという意志の表れかもしれない?これはあくまでも推測にすぎない。

 

 🔗ちばレインボーバス 高花線(高花~新鎌ヶ谷駅)~鎌ヶ谷観光バスと住民組織は2013年に社会実験を行っており、その時の運行区間が新鎌ヶ谷駅~高花地区でした。結果的に鎌ヶ谷観光バスが認可申請をしたのは新鎌ケ谷駅~千葉ニュータウン中央駅間でしたが、地域の乗合バス事業者である「ちばレインボーバス」にとって、新規のバス路線誕生は将来の脅威になるのではないでしょうか。そのような経緯があってか「ちばレインボーバス」は、土曜・休日のみ、一部の便を新鎌ヶ谷駅まで延伸したものと思われます。延伸区間の運賃は「生活バスちばにう」が予定している運賃と同額の300円。しかもICカードを使えば299円と「生活バスちばにう」よりも1円安くなります。ちなみに「生活バスちばにう」は平日のみ(月ー金曜の祭日も)の運行を予定しているので、上手く土曜・休日運行の「ちばレインボーバス」とすみ分けが出来ました。

 

 10時34分頃にその10時32分の折り返しの白井駅行きのバスが戻って来て、無人のバス停で20秒停車してからロータリーから消えて行った。

 

 11時12分頃、ナッシー号がバス停に到着した。17人が乗っていた。

 

 11時15分頃、北総循環線のバスがロータリーに入って来て一気に専用バス停に正着して停車した。バス停の前後に車両は1台も止まってなく、先程の10時10分の鎌ケ谷線のバスと条件は同じなのに停車位置はまったく異なっていた。やはり、ドライバーの運転技術が正着に最も影響するのだろう。乗客は3人とも直接、歩道に降りていた。あるいは、バリアフリーのために正着しなければならないという認識がないドライバーが多いとも考えられる。