今日は、本当はイオンの駐車場に車を止めて東武線で都心に出るつもりでいたが、事故で総武線が乱れていたので仕方なく、北総線に乗った。
西白井駅のホームに立っていたら猛スピードでアクセス特急が目の前を通過した。普通ならホームドアを設置するところだと思う。長いこと利益が出ているのに安全対策に金をかける気が事業者にはない。
利益が出ているので設備投資で減価償却費を増やすことは節税になるだけでなく、多額の債務の返済のための内部留保を増やすことになる。まともな企業なら債務の返済に備えてとうの昔に増資で資本不足を解消していたはずだ。
適切な設備投資による減価償却で税金の支払いによる資金流出を抑え、適切かつ持続的な配当が可能だったはずだ。京成からの借金が京成への多額の預金(消費寄託金)として吸い上げられているから資金不足のわけではない。多額の消費寄託金が「その他流動資産」として計上されている。
電車を待つ間に怒りが湧いてきたが、国、県、市が事業者とグルだから笑ってしまう。北総線の高額運賃維持のためにバス路線まで不便を強いられている市民はもっと怒らなければいけない。正直、運賃の安い多頻度輸送のバス路線があれば、勤務先から定期代が出る通勤利用者以外の白井の住民は北総鉄道がなくても困らないだろう。
2年半前にちばにうの新設の路線バスに対抗するためにちばレインボーバス(京成)が後出しで始めた北総循環線を支援するために新鎌ヶ谷直通のナッシー号が減便されたが、市議会議員が最近、配布した議員報告にその影響で6万人の利用者が減ったことを指摘している。まともな自治体はどこも高齢者の足の確保に一生懸命なのに白井は事業者の片棒を担いで市民を苦しめている。
帰りに錦糸町に寄った。ヨドバシカメラの入っているテルミナには以前からときどき足を運んでいたが、テルミナの地下の食品フロアが「TERMARCHE」として昨年11月13日リニューアルオープンしている。
以前は丸井の隣の魚寅の店舗に刺身や鮮魚を買いにときどき立ち寄っていたが、TERMARCHEに魚寅のお店ができて便利になった。駅の改札を出ると右側にビルの入口があるので雨の日でも傘がいらないので助かる。
今日も勿論、魚寅に立ち寄ったが、本当の目的はフロアの奥の自然食品の店「こだわりや」だ。スーパーやコンビニで販売されている商品は鮮度維持のために添加物だらけの商品が多い。たくあんや漬物が好きだが、最近は商品の裏の表示を見て買うのを見合わせることが多かった。
しかし、この店には無添加のたくあんが売られている。ちょっと高めだが、味も自然の素朴なおいしさがある。他では無添加のたくあんはほとんど売られていないのでここにやって来たときに買っている。今日は何種類かのたくあんを購入した。
錦糸町のいいところは総武線快速に乗れば16分で船橋に着くことだ。今日は15時24分の成田空港行きの快速に乗って15時40分定時に船橋に到着した。東武線は10分に1本あり、47分に間に合ったが、荷物を持っているので1本遅らせて57分の電車に乗り、座って新鎌ヶ谷駅まで戻った。
16時10分に新鎌ヶ谷駅に着き、16時20分発のちばにうのバスに乗った。バスは既に待機していて後ろに30分発の直行便が待機していた。ベンチに直行便を待っているらしい女性が1人いた。
16時以降は各停の北環状線と直行便の間隔が10分→7分→3分と短くなっている。しかし、この間、20時12分の最終の北環状線に乗って西白井駅で降りて464号線沿いを歩いているときに後発の20時15分発の直行便とすれ違った。バスには4人しか乗っていなかった。
正直、北環状線のすぐ後に直行便を走らせる必要性がよくわからない。朝は、千葉ニュータウン中央から通勤で乗る人にとっては直行便の方がいいに決まっている。しかし、北環状線より出発時間が遅くて早く着けるというメリットがあるにしても到着時間は同じか、最大4分早いだけの帰りの直行便の意味がよく分からない。
強いて言えば、仕事で疲れた帰りに混んでいないバスで一気に帰れることは利用者にはプラスだろうが、本当にそれでいいのだろうか。出発時間と到着時間に大差がないのなら、北環状線で十分なのではないだろうか。朝と違い、それ程急ぐ必要もないと思う。午後の直行便をやめて最大料金を少し値下げする方が得策なのではないだろか。
バスが速達性や定時性で鉄道と勝負できるわけがない。北総鉄道沿線の利用者がバスに対して望んでいるのは、低廉な運賃と便数だと思う。
と考えているうちに定刻どおり、西白井駅に到着した。高齢の利用者が多かったが、17人中4人が下車して高齢の女性が1人乗車した。464号線に向かって歩いているときに西白井駅に向かう16時36分の上りの北環状線のバスが通り過ぎて行った。結構、乗っていたようだ。