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正着はドライバーの運転技術次第?

 11時前後はタクシープールに9台のタクシーが待機していた。満杯(ただし、区画数は6台分しかない!)だ。しかし、タクシープールの容量が足りないということではない。客が少ないところに多くのタクシーが待機しているだけだ。

 

 観察中、タクシー乗り場に列ができていたことは一度もなかった。ときどきタクシー乗り場に客がやって来るだけだった。少ない獲物をみんなで分けているのだろうか。フーバーのようなドライバー搾取型の事業の普及は望まないが、タクシー会社がフーバーのプラットホームを利用するような共存共栄のしくみができれば、生産的でないタクシーの客待ちが減るかもしれない。

 

 今日はロータリーの中で待機する一般車両が多く、西白井線のバス停の区画の中からロータリーの出口まで隙間なく車が停車しているときがあった。

 

 11時06分にナッシー号がバス停に到着し、16人を降ろした。

 

 11時10分頃、タクシー専用降車場が乗用車とタクシーに挟まれて利用できないため、福祉車輛専用乗降場付近で客を降ろしているタクシーがあった。

 

 11時12分頃、アクロスモール側の一般車両の停車エリアに突然、駐車監視員2人が現れた。ロータリーに車を止められなかったようで別の場所に車を止めて徒歩でやって来たようだった。

 

 監視員はいつものように車の中を覗き込んだり、写真を撮ったりしていた。5分程で作業が完了し、フロントガラスの助手席側に黄色い紙が貼られていた。車のドライバーはしばらくして戻って来たが、後の祭りだった。放置駐車の反則金は高い代償だ。後悔、先に立たず。

 

 11時15分頃、北総循環線のバスがロータリーに入って来た。専用バス停の区画の前に1台、後ろに乗用車とセコメディック病院のバスが停車していた。ひょっとしてコミュニティバスのバス停付近で乗客を降ろすのかと思ったが、バスは難なく専用バス停に正着した。

 

 いつもは区画の前後に車が止まっていなくても車道側の区画線ぎりぎりに停車することが多いから、今日は上出来だ。車道側の区画線から70~80㎝は離れていた。

 

 しかし、前扉は開くことはなかった。乗客はいなかったのだ。区画の前後に車両が停車しているときは、いつもなら歩道に頭を寄せて斜めに停車して客を降ろしてから停車位置を調整している。

 

 しかし、今日は客を降ろす必要がなかったので中扉から乗車しやすいように最初から正着を試みたのかもしれない。いずれにせよ、正着はドライバーの運転技術に大きく左右されることを確信した。

 

 11時30分に北総循環線のバスは1人を乗せて駅から去って行った。北総循環線、COMIN’ BACK! Fin