昨日、浅草橋駅でたまたま到着した17時11分発のアクセス特急に乗車し、東松戸駅でスカイライナーの通過待ちに遭遇した。アクセス特急にも通過待ちがあることを初めて体験した。
アクセス特急の運行情報を見たら各停車駅での停車時間はたいてい1分だが、東松戸駅は17時35分着17時41分発になっていた。停車時間は6分間もある。新鎌ヶ谷駅に17時45分に到着して同じホームで通過待ちしていた17時47分発の北総線に乗り換えた。
特急が新幹線に追い抜かれるようなものだ。在来線と新幹線は別軌道を走っているが、北総線と成田空港線は同じ軌道に北総線、スカイライナー、アクセス特急の3つの車両が走っている。後発の成田空港線に北総線は乗っ取られた感がある。
運行本数は成田空港線の方が多いのにスカイライナーは北総線区間の線路使用料を負担していない。まるで“上級国民”のような待遇だ。スカイライナーが通る!頭が高い、一同控えよ!
保険会社の社員が “士農工商犬猫損保”と自分たちの境遇を嘆いたが、それに倣えば“スカイライナー、アクセス特急、北総線、犬猫、沿線住民”だろうか。長年にわたり、高額の年貢(運賃)を納め続けてきた沿線住民は階層の最下位で苦しい生活を強いられ続けている。
来年の10月1日から運賃が少しばかり引き下げられる予定だが、通学定期の値下げが目玉でこれまでの沿線住民の交通環境は何も変わらないことだろう。国と事業者に忖度する議員と自治体にとっては住民の生活環境の改善は二の次のようだ。事業者に迎合する議員や自治体の長は選挙で痛い目に合わなければ変われない。