天気のいい日にときどき464号線沿いに新鎌ヶ谷駅付近まで散歩することがある。先日、いつものように散歩していて国道の下を流れている(実際はよどんだ水は流れていない)水路の中に動く白いものが目に入った。
鷺だった。野鳥については、大きな白い鳥=白鳥程度の知識しかなく、目撃したときは鷺だということがわからなかった。水路は国道からかなり下を流れていて茂みの隙間から覗いた狭い水路の中に細く長い足と白い胴体の鳥がいることが目を凝らさないとわからなかった。
家に帰ってからネットで調べたらコサギもしくはダイサギのようだった。鷺は、しばらくして大きな白い羽根を拡げ、長い足をぶら下げるようにして464号線を越えて青空の中に消えてしまった。
Googleマップで調べたら、水路は利根川から途中で分岐して下手賀沼に流れ込んだ水が今井の桜近くを通って、国道16号線の下を抜け、さらにさわやかプラザ軽井沢を過ぎ、国道464号線の下を通って鎌ヶ谷自動車学校の手前150mくらいのところで途切れていた。
ときどき、散歩で通る白井の清水口調整池には白鳥が飛来することを知っていたが、こんな溝のような水路に鷺が舞い降りることがあるのだと感心した。しかし、鷺は田んぼによく飛来するそうだから水路で蛙や昆虫を捕食していても何の不思議もないのだろう。
これまでは車やバスでの移動が多く、周囲の風景を観察することがなかったが、コロナをきっかけに始めた散歩で思わぬ発見をすることがある。