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ハナモモの木

赤、ピンク、白の花をつけたハナモモ
赤、ピンク、白の花をつけたハナモモ

 健康のためにときどき新鎌ヶ谷駅近くまで464号線沿いを散歩している。桜の咲く頃に散歩すると歩道沿いの畑に植えられた1本の樹木の枝に赤、ピンク、白の花が咲いている。

 

 これまで珍しい桜の品種なのだろうと勝手に思っていた。写真を撮ってネットで調べてみたらハナモモのようだった。桃と言えば、最初に思いつくのは食べる桃だが、食用以外に花を観賞するための園芸用の品種があり、それがハナモモだそうだ。

 

 コロナ禍にならなければ、464号線を車やバスで通ることはあっても徒歩で沿道を散策する日は来なかっただろう。天候に関係なく屋内でエクササイズができるジムに通うことはあっても健康のために散歩をするというような日は当面なかったと思う。

 

 周辺を散歩すると普段、気づかない自然やお店との出会いがある。子供の頃は、夜空をよく見上げていたことを思い出す。都会の便利さはこうした自然とのふれあいを忘れさせる。今後も上を向いて歩くことはないだろうが、これからも天気の日には外に出て周囲のささいな変化に気を留めるようにしたい。