久しぶりに先週の金曜日に西白井駅から北総線に乗った。北総線の駅は陸橋の中央に駅の入口があり、入口の階段を降りたところが改札広場になっている。入口に副駅名の看板を設置したことが公報に載っていたが、看板は入口の頭上なので首を後ろに反らして見上げないと見えない。私は、急いでいたので見上げずに通り過ぎた。
駅の入口は陸橋と平行しているから駅に入るときに入口で左折か、右折することになる。そのときに頭上を見上げる人は誰もいないだろう。看板を確認するためには入口から下がって正面に立つか、入口で大きく外側から回り込む必要がある。駅に向かう人は、普通、急いでいるだろうからわざわざ外側から回り込むことは考えられない。
結局、駅の入口の頭上の看板に気が付く人はほとんどいないだろう。誰も見ることのないキャッチフレーズのような副駅名は何の意味もない。また、やらかしてしまったようだ。
ホームの天井から下がった看板の「梨も騎手も育つ街」という副駅名?の文字に気づく人はほとんどいないだろう。実際に普段、無意識に見ている看板の変化に気づいているらしい人はホームにはいなかった。ガラス張りの待合室の新設、ベンチの交換、副駅名の入った看板パネルの交換なんかより、ホームドアの設置とかの安全対策に力を入れてほしい。こんな無駄な施策を誰が考案したのだろうか。ピントがズレているところはアベノマスクととてもよく似ている。それに気づいている市の職員もいるのだろうが、同調圧に負けずにモノを言える人間はいないのだろう。
看板の上部に描かれた造花のような梨の連なりと下部に描かれたミニチュアの騎手がまたがった馬の行進がパーティモールのようでうるさく感じられるのは私だけだろうか。