「倶楽部立ち上げの背景」で取り上げた北総線問題に関係するデータを収録しました。記述した内容について真偽が分からないと思う方のために使用したデータを公開します。内容について議論する予定はありませんが、納得できないと感じた方はデータに基づいて是非、自ら再検証に挑戦してみてください。データの裏付けのない議論は問題の解決につながらないと思います。
データを公開するのは行政と事業者の情報公開姿勢に強い不信感を持っているからです。疑問には答えず、都合のいいデータだけを使って都合のいい主張をする国と事業者には怒りを通り越して呆れています。一方で最近は、自分で物事を真剣に考えるという習慣が薄れて人任せの国民が増えているようにも感じます。
最近はネットの情報に頼りすぎて内容を理解しないまま思いつきで他人を誹謗愁傷する風潮が強くなっているように思います。その情報が本当なのかということを常に念頭においてデータの裏付けのない主張を鵜呑みにしないよう注意を払う必要があります。今、問題になっている裁量労働制法案のデータ操作は役所の体質を表しているように思います。北総線問題もきちんとしたデータに基づいて議論されるべきだと思います。
東葉高速線も北総線同様に運賃が高いと思いますが、運賃が安ければという利用者の思いには共感するものの、不条理といった気持ちは生まれません。東葉高速鉄道の情報公開には何かを隠しているような印象は受けません。北総線問題も運賃が高いだけの問題ならこんなに長期間に亘る論争はなかったように思います。
背景にあるのは、自己中心的な事業者の横柄な対応と説明のつかないグループ取引の事実です。普通に考えておかしいことをおかしくないと擁護する行政にはあの佐川国税庁長官の国会答弁の姿が重なります。
鉄道行政を預かっている鉄道局は結局、自分たちで作成したマニュアルに従い認可したから適法だという以外に理屈の成り立たない屁理屈のような幼稚な説明しかいまだにできていません。
事業者に至っては情報公開を拒否して次から次へと新しい値下げができない理由を並べ立てて実態は一人二役のような脱法行為と会計操作と指摘されてもおかしくない第三者にきちんと説明できない事業運営を続けており、理不尽という思いを沿線利用者は抱いています。
どこかの誰かが親切、かつ丁寧な説明をするとおしゃっていましたが、未だに実行されていません。同じレベルのモラルなき人たちがこの国のトップ層に蔓延しているかと思うと暗澹とした気持ちになります。